#5 施工管理技士試験制度改正による現場の影響
ご閲覧ありがとうございます。
今回は令和3年4月より
施工管理技士試験制度改正があり、施工管理技士補という新しい資格が生まれたことによる
現場の影響についてお話していきます。
まずこの制度をすごく簡潔に説明しますと
施工管理技士には1級と2級があり、
1級は監理技術者として現場に配置できます。
発注者から直接工事を請け負い(元請)、かつ、4,000万円 (建築一式の場合は6,000万円)以上を下請契約を締結して 施工する場合は、主任技術者に代えて、監理技術者を置かなければなりません。
ですので下請けに発注する金額が上記に値する場合1級の施工管理技士の配置が必要な訳です。
監理技術者を配置した場合
基本的には他の現場と兼用して配置できません。
しかし、施工管理技士補が2名が監理技術者を配置した現場に入ることで現場の兼用ができるようになったのです。
この意図にはやはり、人手不足による問題改善対策であります。
1級施工管理技士の人口が減下したため、
工事現場に配置することが困難になります。
この制度のおかげ確かに、多くの現場が動かせるようになったと思います。
しかし、
1級施工管理技士は現場を兼任するため
かなりの負担を強いられます。
その分、給料などが上がると思いますが
残業が増えたり、土日出勤が増え、体力面と精神面の負担は大きいのです。
安全かつ潤滑に工事を行うためには1級施工管理技士を増やし、負担を減らして行きたいですね。
そのためにもやはり
建設業界を盛り上げ、若い職人の育成、新規参入者を増やすこと!
そうできるように頑張って行きたいです。
ご閲覧ありがとうございました。